退屈が大好き

二ヶ月ぶりの学校。

春、全て単位を落としてしまった理由をどう説明しようか悩んだ(しかも英語で。自分でもよく分かってないのだからどうしようもない)。ヒヤヒヤしながら面接したけど教授の気づかいが沁みてちょっと泣けてしまった。わたしの担当教授は韓国人なんだけど、なんだかホン・サンスの映画に出てくるような顔立ちをしてるのに中身はあんなダメ男じゃなくてすっごく生徒思いで話していていつも不思議な感じがする。

なんで文学の授業ばっかり取るの?ときかれて、ことばしか頼るものがないからです、と出かかって言うのをやめた。そのあとからなんか憂鬱な気分が抜けなくて、天気も悪いし、頭痛がひどいしで、バイトをすっぽかしてしまった…。これで何回めだろう、またやらかしてしまったよ…。

今日はもう何も考えたくなくなって、ひたすらレコードを聴いていた。夏目くんのおれのすべてがぴったりな気分だったので何回も針を刺してずっと繰り返し。ちょっぴりサイケで色っぽくて、未知の音楽のようだけどこころに寄り添うような  夏目くんの声ってほんとうに色っぽくてイヤホンで聴くとどきどきしてしまう。 映画でも観ようと思ったけどそんな元気はなくて、ひたすら実験映画を流す。寺山修司の二頭女という短編がこれまた今日のわたしにぴったりでおどろいた あなたと影 ほんとうの自分はどっち?と問いかけるような 自我の揺らエロチックでメランコリーで不気味で後ろで鳴ってる音楽もなんだか寂しげで その前に見てた実験映画のどれよりも素晴らしかったなぁ。

まだバイト先にはなんの連絡もしていない。けど今日はどうしても 誰とも話したくないんだよー。ワガママすぎて嫌んなっちゃうな、 さっき恋人に連絡したら全部赤ちゃんことばで返ってきたけどほんとうにわたしは赤ん坊のままで、ほんとうに良くない…