ちゃんと笑うし、 ちゃんと明るいし、ちゃんと暗いだけなのに、それを闇だとか病んでいるとか言われるとほんとうに居心地がわるい 全部ほんとうのわたしなのに、光とか闇だとかじゃなくてぜんぶひっくるめてわたしなのに。でも、ちゃんと暗いっていうのはむ…

大人になることは何かをあきらめること。わたしはまだわたしの周りのものをあきらめることができなくて、なかなか大人になれないでいる。あこがれの世界ではたらくことを、好きな街に住むことを、好きな人と生活することを、わたしはまだまだあきらめること…

私的カルチャー日記

ポパイで橋本愛ちゃんが連載しているあれみたいなやつ 最近の音楽/文学/漫画 事情 ・相対性理論 「証明Ⅲ」@中野サンプラザホール 初めて相対性理論のライブに行きました。 開演前のBGMがとても心地よくて、うとうとしていたら幕が上がり。MCがない/観客がこ…

この街の人たちはどうやらリアルというものに異常にこだわるらしい。やっぱり音楽は生で聴かないと、と語りだす通ぶった人。バイトをしていても瓶ビールじゃなくて生ビールはないの、と何度も聞かれる。生牡蠣。刺身。どっちも大嫌いな食べもの。わたしには…

不在の存在

コーラックもエチゾラムもすぐに慣れて一錠じゃ効かなくなるのに一人で生活することにはちっとも慣れやしない。不在であることの存在を受け入れるということ。 近しい人たちが死んでいくことには割と慣れてしまったのだけれど。 ある日を境に姿を見なくなっ…

随分暴れて家を出て行ったので授業に遅れますと連絡が来た。うちの子今うつ病で、と打ち明けられてハァ、となんとも間抜けな相槌を打ってしまう。しばらくして彼がやってきたけれどなんてことない様子で、先生と話すときもニコニコしていて楽しそうにさえ見…

red

流れ星がぴかぴかのパウダーを振りまきながら通過していく音がすると思って空を見上げたけどそこにはタワーマンションの上の赤いランプしかなかった。よく見ると同じ様な赤がずらっと並んでいて思わず身震いする。赤赤赤赤赤たまにオレンジまた赤赤やけに明…

吐きだしたタバコの煙のうねりがいつもと違ってなんだかいやな予感がする。心なしか色も黒ずんでみえるし。ゆるやかな諦念のようなものがまとわりついて離れない。毎日健やかで、人生を肯定しつづけることがそんなに偉いんですか。すこし病んでいるくらいが…

生活の切れ端

ベッドにもたれながら窓の外の空が透明なブルーから紺色に変わっていくのを眺める時間がないとわたしはきっと駄目になる。みんなにとっては何てことのないような些細な 人参の端っことか シーツのしわとか ぼろぼろのタオルケットみたいな生活の切れ端が わ…

新幹線の窓から見えるびっしりと生えた家のひとつひとつに生活があるのだと思うとぞっとする。 トラックから伸びたおじさんの肘の黒ずみだって愛おしく思えてくる日もあるんだよ。そんな日は相当ラッキーデイ。 自分でさえよく自分のことが分からなくなるん…

メモたち

芯の強いしゃんとしていた女の子たちが恋愛することでどんどんぐにゃぐにゃになっていくのを近くで見ていてとても哀しい気持ちになる (2017年1月) 山戸結希監督の処女作『あの娘が海辺で踊ってる』を観た。一年前のわたしはきっと誰かに消費されたくてたまら…

東京

わたしがどんなに悲しくても東京は泣いてくれないし慰めてくれない。うそっぱちの綺麗も本当の汚いも全部ぜんぶ何でもあるようで実は空っぽ 何にもなくてすごく息苦しいし絶望ばかりだけど どうやらわたしの故郷も今生活しなければいけない場所もここしかな…

愛はお洒落じゃない

少し前 クリープハイプが大好きとかいうのはお洒落じゃないと思っていた時期があったけど 今日スクリーンの最後に流れるイトを聴いて、寝る前の一番好きな時間に月の逆襲を聴いて、やっぱり好きなもんは好きなんだから仕方がないなという気分にさせられまし…

オカザキ

家から一歩も出ないような日に岡崎京子読むとこの世界には彼女以外何もいらない/私に寄り添ってくれるのは岡崎だけって気分になる とはいっても彼女の漫画は寄り添うような素ぶりはまるでないのだけれど 肯定も否定もしないのできっと救われたような気になる…

ついに東京でひとりぼっちになってしまった。この二年くらいで嫌な思い出がたくさん出来て、眩しい光のような思い出の中にいた人も遠くに行ってしまって、東京には何でもあるのにこんなに息苦しくって、すごく生きづらい。 もう寂しいとセックスしちゃう女の…

大人になんかなれないな

大人になんかなれないな。 大好きな人たちだけと一緒にいたい。 雨の日は布団にくるまってお家の中で雨の音を聴いていたい。 お菓子をたらふく食べてお腹いっぱいになりたい。 河川敷をスキップして歩きたい。 好きなときに好きなだけセックスしたい。 誰か…

銀色夏生に恋して2

昨日の夜はどうやら君の腕にきつくしがみついて寝ていたみたい そんなことしなくたってどこにもいかないのに、と笑った君をぼんやりと見つめる。 ときどき君のことが本当に好きかどうか分からなくなる 君がわたしのことを本当に好きかどうか分からなくなる …

銀色夏生に恋して

この間入ったカフェで君が美味しいといってたべていたバナナブレッド 自分で作ってみたけどあのお店のような繊細な味とは程遠くて ぐしゃぐしゃのバナナの粒だらけのそれを半ばやけになって頬張り こんなにどうでもよいことなのに何故か泣けてきてしまう午前…

雨の日にやってくる鈍痛 洋菓子店にこぞって並ぶ女の人たち 静かすぎる池袋西口の喫茶店 初めて美味しいと感じたホットミルク 当たり前に美味しいバナナタルト 映画館の先に広がるホテルのネオン 主任の耳にある大きなほくろ 肩の余っているタートルネック …

ですます

恋人も母も朝早く家を出て、ひとりおうちに取り残されてしまいました。映画を観に行こうと上映時間を調べたものの中々腰が上がらずに結局ネットサーフィンをしてしまい これではせっかくの半休が台無しだと思って適当にコートを羽織りマフラーを巻いてとりあ…

東京百景

久しぶりにまっつん(私は彼のことを勝手にこう呼んでいる)の文章を呼んだ お笑い業界の波も、彼を取り巻く環境も、周りの評価もすっかり変わってしまったのに彼の文章は昔と全く変わっていなくて安心した。 まっつんの書く夢か現実か分からないようなお話…

心を無にして

どうやら心を無にするということが出来ないみたいで 皆が聞き流せるようなことでもいちいち傷ついてしまう。わたしは自分の幸せを他人にぺらぺらと話してしまうことにすごく抵抗があって(話すことで幸せの価値が薄れてしまうような気がする)中々人にそうい…